床掃除をさけたプランで(お家の話)
2022年 08月 14日
水回りにおいては、なるべく汚れにくい、掃除が楽を一番に考えて選択しました。
見栄え的にはホウロウのシンクに木の天板がステキかなと思いましたが、
キッチンはステンレスでツルっと一枚、
トイレも掃除がしやすい、掃除が楽という方を極力選びました。
玄関土間も、タイルは目地の掃除が大変そうなので、モルタルのまま。
そして、常々思っていたことがあります。
もし、家を建てるなら、絶対に床掃除の要らないお風呂にしたい。
ノルウェーの寮ではトイレとシャワーは共同で、各個室に洗面台が付いていました。
部屋に洗面台が付いていると、寝る前や起きてすぐに歯磨き出来たり
水を飲んだり、ちょっとした洗い物をしたりと、とっても便利でした。
バスタブがなくて、お風呂につかれないというのが一番残念でしたが、
シャワーだけの水回りは掃除も楽でした。
スペインにいた時のバスルームはお風呂は狭かったですが、
トイレ、洗面台、バスタブが一つの部屋の中にあって、
バスタブはスポンジで洗い、床は掃除機をかけて、モップがけで良かったので、
掃除がとっても楽でした。
そのイメージが強かったので、掃除の楽なバスルームにしたいという願望がありました。
バスタブはお湯につかるだけ。体を洗うのはシャワーブースで。ということにして、
置き型のバスタブと、シャワーブースを付けてもらいました。
床は万が一濡れてもいいようにマーモリウムというリノリウムがはられました。
シンプルでお安いバスタブとシャワーブースにしたのですが、
システムバスを入れるより手間暇かかるので、金額は全く節約にならないということなので、
極力コストを抑えるために、水回りは1か所にまとめ、脱衣室や洗濯機置き場も関係なしで、
トイレもシンクも洗濯機も、洗濯干しも、収納もみんな一緒というカオスな空間になりました。
流石にノルウェーでもスペインでも、水回りと収納が一緒のスペースというのは
見たことがありませんでしたので。
そんなプランを建築士さんが持ってきたときには私も流石にドキッとしましたが、
とにかく床掃除がしたくなかったので、これにします。と決めました。
この選択は最後の最後まで若干迷いました。後でひどい目に合わないだろうかと。。。
建築士さんにも「本当に大丈夫ですか?」と聞かれましたが、
やってみたことのない暮らし方なので、本当に大丈夫なのかどうかは分かりません。
そこまでして、床掃除をしたくないと思うのもどうなのかな?とも思います。
見た目的には可愛いバスルームが出来ました。
一応、水回りと収納スペースの間に軽く仕切りがありますが、天井はつながっています。
あれだけ、目地の掃除が心配だからタイルは嫌です。と言っていたのに、
なぜか、こんなに全面のモザイクタイルを採用。(掃除の事がとても心配です)
床のマーモリウムは天然素材の麻(ジュート)にアマニオイルやロジンを染み込ませたもので、
防水性と、衛生面でも優れモノで、抗ウィルス、抗菌、脱臭、ハウスダスト除去の効果があり
病院や学校の床に使われるものだそうです。
今はもうあんまりニオイはしませんが、最初は油絵の具の様な香りがして、
私としては懐かしい香りでした。
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by solaogplanta20
| 2022-08-14 00:41
| お家の事
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