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寄せ植えのメンテナンスについて

今年も、色々寄せ植え作りました。
販売もしております。

お尋ねいただくことが多いので、寄せ植えのお手入れについて
書いてみます。

まず、大前提として、お伝えしておきます。寄せ植えはそんなに長持ちしません。
大体、夏くらいまでと考えておいてください。

寄せ植えのお手入れとして大切なポイントは

・水やり
・液肥
・雨にあてない

コチラの3つです。

たくさんの植物が植えこまれている寄せ植えは結構乾きます。
しっかり水やりをしていないと、乾燥させてしまい、どこかが枯れていたりします。
乾いたら、しっかり水やりをすることがポイントです。

当店では寄せ植えに限らず、すべてのお花の苗には1週間に1回液肥を与えています。
寄せ植えはたくさんの植物が植えこまれているうえ、お花もたくさん咲きますので
肥料をたくさん必要とします。葉が黄色くなってきた、お花が小さくなった、
蕾が咲けない、お花が咲かなくなった。なども肥料切れの状態です。
肥料切れをおこす前に液肥をこまめに与えることがお花を長持ちさせるポイントです。

雨にあてると、確実にお花が傷みます。また、せっかくこんもりしている寄せ植えも
形が崩れてしまったりします。長雨が続くと蒸れて、内側から腐り始めます。
そのため、雨にあてない。という気配りが大切です。
ただし、雨をさけるため、室内に2週間くらい置くと、
こちらも蒸れのため内側から腐り始めますので、長期間の室内置きもおススメしません。
私は雨の日でも激しくなければ、軒下に置いています。

こちらの3点をきをつけるだけで、2か月くらいは余裕で持たせられると思います。

置く場所としたら、日当たりと風通しがポイントです。

お花はとにかく太陽が大好き。日当たりが良い程よく育ちます。
また、適度に風通しが良いと、こんもりした寄せ植えも蒸れずに快適に育ちます。

更に、メンテナンスをすることで更に長持ちさせることも出来ます。

・花がら摘みをする
・お花が咲き終わった時がチャンス
・伸びて株が乱れたらカットして形を整える
・枯れた株は切るか取り除く
・最後は解体して、使えそうなお花は再利用する

しぼんだお花をいつまでも付けておくと、次のお花が咲かなくなります。
小まめに傷んだ花、終わったお花は切ってあげると、長くお花を楽しめます

寄せ植えはお花が咲いている間は大きくなりません。
根もほとんど伸びていないはずです。
いつ大きくなるのかといいますと、お花が咲き終わった後に根が伸びます。
今咲いているお花が咲き終わった時がチャンスです。
お花が咲かなくなると、がっかりしてもうおしまいと思うかもしれませんが
いよいよここから成長なんだと思って楽しみに液肥をあげて下さい。
根が伸びて、株が大きくなり、新しい葉が伸びて、蕾がつきだして、
2回目のお花が咲きます。その頃には寄せ植えは2倍くらいに広がっていると思います。

伸びすぎてしまった株は形を整えたり、半分くらいで切り戻しをすると
株が更新されて、新しい新芽が伸びてきます。
ただし、見極めが肝心。切り戻しが遅いと、切り戻しても新芽は伸びてきません。

色々なお花を寄せ植えしているため、寿命も成長具合もそれぞれです。
ダメになったお花や枯れてしまった株は抜いてしまうか、地際でカットして下さい。
スペースが出来た分、他のお花が大きくなります。

お花が咲かなくなった、蕾のままお花が咲かない、お花がどんどん小さくなる
これはもう栄養切れです。液肥をやっても、こうなってしまうのは
もうこの鉢が小さすぎるという事です。
枯れていないなら、寄せ植えは解体して、それぞれ鉢植えにしたり、
花壇に植えたりすると、またよくなります。


こちらはオーダー頂いた寄せ植えです
こちらで具体的に説明します
寄せ植えのメンテナンスについて_f0400078_19111113.jpg
マーガレットとディアスシアとセンテッドゼラニウムがメインで入っています
この後、この3つはお花が咲き終わった後、根が張って、株が大きくなり背も高くなります

周りに入っているビオラはお花がしぼんだら早めに花がらは摘み取って下さい
タネが付くとお花が咲かなくなってしまいます。
もし、茎が長く伸びてきたら、お花が咲いていても切ったほうが良です。
半分くらい切ると、根がよくはって、新しい新芽が伸びて、またたくさんお花が咲きます。
この切り戻しをやると3回くらいは同じようにして咲かせることが出来ます。
茎が伸びたままにしていると、お花も小さくなって、早々枯れてしまいます。

葉物はシルバータイムです。
こちらはお花が咲いていませんので、植えこんだところから根が広がっていきます。
そのため、お花とは違って、少しづつ大きく成長します。
葉物を入れておくと、寄せ植えのボリュームが出るので便利です。
広がり過ぎたら、お好みの長さでカットして下さい。
タイムは丈夫で虫も付きません。解体した時には他のお花の寄せ植えにも使えますし、
お庭に植えることも可能です。

ちなみに、センテッドゼラニウムは もしよかったら、解体した時には
鉢植えにして、冬になったら室内へ入れると、冬でもお花を楽しめます。


1鉢に1つのお花を植える方がお花は大きくなりますし、お花の寿命も長いです。
お世話が面倒という方には寄せ植えは少しハードルが高いかもしれませんが、
フラワーアレンジメントみたいにお花がたくさん植えこまれた寄せ植えは
夢がいっぱいつっまっているお花畑みたいなものです。

私はいつも「まあ2か月くらい楽しめたらラッキー」くらいの気持ちで育てています。
そのくらいの気持ちだと、さらに1か月長持ちしたら、得した気分になりますし、
秋までもったら、宝くじに当たったくらいの高揚感です。








by solaogplanta20 | 2023-05-04 08:46 | 栽培 | Comments(0)

ハーブのお仕事と日常の事などを書いています


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