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デルフィニュームが咲きました

来年のため、来年のため。と、空いている場所に宿根草を植えこんでいるのですが、
早い段階で植えこんでいた宿根草が、早くも大きくなって咲きだしました。

デルフィニュームも来年のために植えこんだつもりだったのですが。。。
デルフィニュームが咲きました_f0400078_13115242.jpg
デルフィニュームの苗の入荷は年々早くなり、今年は3月下旬に蕾がついた状態で入荷しました。
その蕾は切って、少し大きなポットに植え替えておいて、4月下旬に地面に植えました。
少しでも早く植えて、今年中に株を大きく育てようと思ったためです。

まだまだ寒かったり暖かくなったりの不安定さでしたが、
今年は3月が暖かかったので、気温をみながら結構フライング気味に植えこみしたのが
よかったのかもしれません。
デルフィニュームが咲きました_f0400078_20015453.jpg
薄いブルーの方も濃いブルーの方も良い色!今年見られてよかったです!

この時期に植えこんだトロリウムやゲウムも2回目の蕾がついてきました。
デルフィニュームが咲きました_f0400078_19544738.jpg

お庭に植物を植えられる方は寒さを気にされる方が多いのですが
本州のお庭をされている方々の動画を見ていると、皆さん、夏越しの厳しさを話されています。

デルフィニュームやルピナスは夏越しが出来ないので1年草扱い、

プルモナリアやゲラニウムも暑すぎて1年でだめで、鉢植えにしたものが上手く冬越し出来て、
鉢の方が涼しかったから上手くいったのかな?とおっしゃっていたり、

本州の方々には暑すぎて、1年草扱いという宿根草が
函館では安心して冬越し出来る宿根草だったりします。
宿根草に関しては北海道と真逆ですね。

我々は「本州はいいなー、ローズマリーも、月桂樹も、オリーブもお庭に植えられるし、
きっと、どんなお花も寒くないから全部冬越し出来るんでしょ」と思いがちですが、
本州のガーデナーさんたちが「涼しいところではこの花たちも冬越し出来て、
大きくなるんでしょ」と思ってらっしゃることに、何だか親近感がわきました。

宿根草は環境が合わなかったら落葉する。という特徴があります。
それは寒さもありますが、暑さや、乾燥、湿気の多さ、肥料が多すぎたり、
足りなかったり、様々な要因があります。

お客様を見ていても、ステキなお庭を造られている方々は皆さん、
本当に工夫されています。
上手く育たないお花は移植して、合う場所を見つけられていたり、
買ってきた小さな苗を一度鉢植えにして大きくしてから植えられたり、
大きくなりすぎたものは株分けしたり、お庭に合う植物を根気よく探されていたり、
そんな風に植物やお庭と向き合っていくうちに
目指すお庭に近づいていくのかな?と思います。

昨年、川の氾濫で何十年もかけて作り込んできたお庭が
一瞬で全滅されたお客様がいらっしゃいました。
本当に落胆されていて、どういう言葉をかけるのがよいか戸惑うほどでした。

あの有名な何とか文明も、ナイル川の度々の氾濫のお陰で、肥沃な土地になって、
栄えたということもありますから、きっと栄養のある良い土になって、
考え方によってはもっともっと良いお庭が作れるかもしれませんよ。
と、少し気持ちが落ち着いたところで、お話したのですが。

今年、「一からお庭を作ることにしたわ。今までとは全く違う感じにしようと思って。
今までのお庭はとっても気に入っていて、去年は本当に悲しかったけど、
新しいお庭を一から作ろうって思ったら、アイディアがいっぱい浮かんできて、
楽しくなってきたの」とおっしゃって、

さすが!と思いました。
お庭作りはお家作りと似ているかもしれません。
もっとこうしておけば、ここがちょっとという部分を改善して、
もっともっと気に入ったお庭をまた一から作れるって、きっと、本当に楽しいと思います。

すっかり元気なお顔になられて、私もホッとしました。

良くも悪くもお庭は我々を奮い立たせてくれます。

私も頑張ろう。




by solaogplanta20 | 2023-07-06 00:28 | お庭 | Comments(0)

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