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春の球根植物

先日、「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」という映画を見ました。
フェルメールの絵画を見ているような映像が美しい映画でしたが、
希少なチューリップの球根に皆が熱狂し、最後に大暴落する
チューリップバブルの話がとても興味深かったです。

チューリップバブルについて調べてみました。

17世紀、オランダの黄金時代にオスマン帝国から入ってきたチューリップが
富裕層の間で人気になり、チューリップは誰もが欲しがる贅沢品になり、
突然変異で発生する珍しい品種は1球で邸宅が買えるほどに高騰したそうです。
球根なので、収穫できるのは限られた季節だけなので、バブルの最後は
まだない球根に対して予約注文の書き付けだけで、取引が行われ、
1636年秋、球根の値段が10倍、20倍と跳ね上がり、天井知らずだった価格が、
1637年2月に突然暴落、誰も買い手がいなくなってしまったという。

この時代、珍しいチューリップとされていたのは赤と白の縞模様の
センペル・アウグストゥスというチューリップでした。
当時、突然変異で珍しい柄のチューリップが現れて、希少価値が付いたそうですが、
その珍しい模様はアブラムシが運ぶウィルスが原因、
モザイク病の影響だったということで、その部分も興味深いです。

今では様々な色、柄、咲き方のチューリップが手に入るようになり、
誰でも購入できる身近なお花になりました。

現代でも、オランダといえばやっぱりチューリップのイメージです。
今から20年前に視察旅行でオランダを訪れた時、空港でも球根が売られていて、
オランダの球根は植物検疫の検査を受けなくても日本に持ち込めると聞いて
珍しいと思う球根をいっぱいお土産に買って帰ったのですが、
全部、日本でも販売されているちっとも珍しくない品種でした。
それもそのはず、オランダからたくさんの球根が日本に輸入されていたからなのですが。

まだこの仕事をしていなかった時、たまたまヨーロッパの農場視察旅行に行けることになり、
オランダやデンマークを訪れた時の旅行記はコチラで書いてます→視察旅行の話

その後も何度かオランダを訪れることがありましたが、
2月、3月でも路上のフラワースタンドではチューリップ切り花がたくさん売られていました。
1本、2本でも可愛いと思うのですが、チューリップだけの花束はまた可愛さ倍増で
確かに結構なお値段なのですが、買わずにはいられない可愛らしさでした。

球根植物のお花って、アネモネでも、ヒヤシンスでも、ムスカリでも、
束になっていると、どうしてあんなに可愛いのでしょうね。

職業柄、ヒヤシンスやチューリップは1球から1花なので(少し脇からも咲きますが)
この花束を作るとなると、球根何個で、いくら?と考えてしまうので、
贅沢すぎる球根の花束にもドキドキしてしまいます。
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北欧では春の訪れを告げるお花のイメージがスイセンです。
イースターの時期になると、お花屋さんにはスイセンの鉢植えがたくさん並びます。
やはり、鉢にびっしりと植えられたスイセンがとっても可愛くて
春が来たという合図とともにウキウキした気分にさせてくれました。
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メーカーさんたちは球根はどんどん人気が無くなって、
誰も植えなくなってしまったと皆さんおっしゃって、
球根のカタログも年々どんどん薄くなってしまうのですが、

私の中の球根のイメージは いつまでたっても贅沢で可愛い
春の花束のイメージです。

特に北海道の早春、雪解けの時期に出る球根たちの緑の葉っぱは
春の訪れを感じさせてくれる合図みたい。あの緑色を見かけてウキウキします。

だから、私は球根はびっしりと植えます。
花束みたいにびっしりと固まりになってなって咲くように。
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そして、いくつかを本物の花束にして、お家の中にも飾れるように
なるだけたくさん植えるようにしています。
春の球根植物_f0400078_14173740.jpg
球根植物って、もしかしたら、
冬は寒い北国の人たちの好きなお花なのかもしれません。






by solaogplanta20 | 2023-11-10 00:58 | お花 | Comments(0)

ハーブのお仕事と日常の事などを書いています


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